設計が大事

サッシは外気に直接さらされるため、熱の影響を受けやすくなっています。そのため、どのようなサッシを選択するかということは、住宅の断熱性能に大きな影響を与えることになります。 従来のサッシは、耐候性の高いアルミ材のものが主流になっていました。しかしアルミは熱伝導率が高いため、断熱性能は低く、結露を起こしやすくなっています。 そうした問題点を改良したものとして、近年では、アルミの断面を樹脂で結合した熱遮断構造のサッシや、室内側を樹脂製にしたアルミ樹脂複合タイプのサッシなどが出まわってきています。 こうしたものへと交換することで、断熱性能を大きく向上させることができます。 このような断熱改修には、サッシのどの部分を、どのような製品に交換するかということを、工事に入る前の設計段階で十分に検討しておく必要があります。設計を専門とする設計事務所などへ相談してみることが便利です。

従来のアルミサッシの付いた住宅だけではなく、水密性や気密性が確保されていない建具が付いた古い住宅の場合には、こうした断熱性能の高いサッシへの交換が大変有効です。 最近では、樹脂を部分的に使ったもの以外にも、素材そのものが樹脂製や木製のものも出まわり始めました。 それらは、樹脂製のもので熱伝導率がアルミのおよそ1000分の1、木製にいたってはアルミの1750分の1とも言われる高性能のサッシです。 とくに木製は、これまで輸入品の高価な製品しかありませんでしたが、近頃では国産メーカーのものも増え、価格も手頃になり始めていて、選択の幅が広がってきました。 開口部の改修は、住宅版エコポイントの対象工事でもあることから、断熱性能アップの切り札として、大変な人気を呼んでいます。